ヨーロッパを巡る旅で見つけたお気に入りをご紹介します。
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ボロスコレクション 【Berlin】


ベルリンの平日は、蚤の市を駆け巡る土日と違ってゆっくり過ごせます。

そんなときは大体ギャラリーや美術館を巡ります。

現代美術の展示としては、ハンブルガーバンホフもなかなか見応えがありますが、お気に入りはBoros collectionです。

事前予約が必要(木から日曜日まで)で、英語かドイツ語のガイドツアーしかないので、語学が不自由な私には緊張しっぱなしの2時間弱ですが、逆に五感を研ぎ澄まして作品に対峙できるので、日本での美術館巡りより充実した時間を過ごせるような気がします。

2008年からの1st collectionと、2012年からの2nd collectionを見に行きました。

戦時中は防空壕(地上にあるので要塞というべきかも)、50年代には果物倉庫、90年代には秘密クラブとして使われた、窓のないコンクリートの空間に置かれた作品には、通常美術館で作品の側にあるようなキャプションは付いていません。
ガイドさんの解説と、自分の感覚で捉えるしかありませんが、その緊張感が心地よくもあり。
ツアーの時間全体が、アトラクションのようです。

オラファー・エリアソン(ボロス氏のお気に入りだそうで、初期作品が充実しています)、トビアス・レーベルガー、エルムグリーン&ドラグセット、ヨン・ボック、アイ・ウェイウェイ・・・

個人でこれほどのひねったコレクションを作ってしまうボロス氏の審美眼と経済力には敬服します。

大御所から若手まで、天然光がほとんど差し込まない空間で見る作品と、作品を見たときの感覚(空気感とでもいうか)はいつまでも記憶に残ります。

2nd collection開始から2年、最近ではFBページ(https://www.facebook.com/boroscollection)で内部の様子も比較的オープンにされるようになりました。

そろそろ新しいコレクションに変わるのかなあと期待しています。



屋上のペントハウスはボロス氏が休暇を過ごすためのもの。



ツアー開始前にエスプレッソのサービスが。